今月の話題〜12月〜



 今月は帯状疱疹後神経痛の治療として私のクリニックで行なっている方法の概略について纏めてみたいと思います。

 帯状疱疹後神経痛は難治な痛みとして、患者さんも痛みを取り扱う医療関係者を悩ましています。私のペインクリニックにも多くの帯状疱疹後神経痛の患者さんが通院しています。私の所では、次のような方法を組み合わせて治療しています。


1,薬物療法
 a)非ステロイド性抗炎症剤
 b)抗欝剤
 c)安定剤
 d)痛みに効果があるといわれる薬剤
 デキストロメトルファン、メキシレチン、ガパペンチン、ノイロトロピン、ケタミン、α-ブロッカー、Ca拮抗剤 など
 e)漢方製剤
 f)外用剤
 非ステロイド性抗炎症剤軟膏、局麻剤軟膏、キシロカインスプレーなど  g)抗痙攣剤、カルバマゼピンなど



2,理学療法
 a)レーザー療法
 b)低周波
 c)赤外線、温熱
 d)鍼灸



3,心理療法
 面接が中心



4,その他
抗ウイルス剤の再投与、イオントフォレーシスなど




 帯状疱疹後神経痛にたいしては簡単に痛みを完全に消失させる奇跡的な方法はなく、現在ある方法を患者さんとともに使用し、対応しています。しかし、痛みの対応方法には、様々な方法がありますので、患者さんに“帯状疱疹後神経痛には一旦完成されると治療方法はない”と突き放してしまう事無く、患者さんと伴に痛みに対応して行くことが大切であると思っています。新しい痛みの治療方法も開発されて来ており、帯状疱疹後神経痛をコントロールできる時も間近と期待しています。

 現在、私のクリニックで帯状疱疹後神経痛は、約90%の患者さんで痛みの消失から何とか強い痛みをあまり苦痛でない程度にまで軽減できていますが、中には難渋する場合もあります。今回は概略のみの紹介ですが、機会をみて詳しく紹介したいと思います。 




一口メモ

もうすぐクリスマスです。郡山の駅前もイルミネーションが綺麗ですが、個人宅でイルミネーションしているところもありますね。電気屋さんでは屋外用コンセントの問い合わせも入るほどです。

また、最近ノロウイルスも流行りだし、インフルエンザも流行ってきましたね。どちらも人に感染しますので、予防接種・診断へ。

年越しを寝込んで過ごさないよう気をつけましょう!



「今月の話題」バックナンバーへ