今月の話題~1月~

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。 世界中の人々が幸せに暮らせる良い年にしたいですね。



年のはじめですので、私のペインクリニックにおける痛み治療に際しての基本的考え方を纏めてみたいと思います。 皆様のご意見、ご批判を頂ければ幸いです。


1,痛みは、もともと人間が生存して行くために欠くことの出来ない大切な防御機構であり、生来備わっている危険を知らせる信号です。 しかし、この信号が時に人間に苦痛を与えることになりますので、痛みを抑え、除去することが日常生活上、病気の治療の際に必要とさ れます。


2,痛みの治療は、痛みの軽減、除去が人間の健康、幸せのために必要な場合に行なわれます。


3、痛みには急性の痛みと慢性の痛みがあります。急性の痛みは打撲の際の痛みや胃潰瘊の場合の痛みなどですが、この痛みの場合は、 警報としての役割が大きいのですが、診断がついておれば、その痛みそのものが治療の対象にもなります。慢性痛の場合は、警報とし ての役割も勿論ありますが、多くの場合に痛みが治療の対象になります。又、慢性痛の場合は苦痛、上安、恐怖、落ち込みなどの感情 、情緒など心理的な面を多く伴います。


4,痛みの診断には、原因となる疾患と病的状態、痛みを増強させている要因の診断が大切ですが、痛みそのものの性状、原因、誘因、 社会的、心理的要因、生活環境についても検討、把握することが大切です。各論については除きます。


5,痛みの治療は、痛みの警報としての役割を勘案しながら行なうことが必要と考えています。痛みの治療には痛みそのものに対する治 療と、痛みにともなっている反応、症状、痛みを強め、修復している要因に対する治療が必要です。原因疾患、原因となる病的状態など の治療対象につては、専門分野の各論に譲ります。

 1)薬剤療法、鎮痛剤、安定剤、痛み形成の抑制、修復剤
 2)神経ブロック
 3)外科的療法
 4)理学療法、リハビリテーション
 5)東洋医学療法(漢方、鍼灸、指圧、按摩、マッサージ゙、その他)
 6)心理、精神療法
 7)その他
以上のような考え方、方法を患者さんの状態を考慮して治療しています。




筆者一言
;痛みの治療では、痛みの軽減、除去も必要ですが、痛みの役割を忘れずに患者さんの心理、精神状態と伴に、患者さんの住む環境、 家族のことも考慮しながら治療して行く必要があると思います。急性痛は、原因疾患の治療が主な治療対象となりますが、慢性痛の 場合は、痛みと痛みによって惹起されている反応、状況、心理的反応が大切な治療目標となります。平凡な纏めになりましたが、今 年も私なりに痛みの問題について様々な面から取り上げて行きたいと思います。是非、メールでご意見を寄せて下さい。




一口メモ

家庭用インスタントコーヒーが平均8%値上げ・・・。原料のコーヒー豆が高騰しているかららしいですね。 小麦にチーズに今度はミスタードーナツの商品まで値上がりだそうです。しょうゆにヨーグルトと食パンまで。 野菜やお肉が値上げにならない事を願いますね(^*^;

遅れましたが、明けましておめでとう御座います。今年も宜しくお願いします。
皆様にとって、元気に幸せな一年になりますように。



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