今月の話題〜9月〜

今回のアメリカのサンディエゴで行なわれた世界疼痛学会で
興味のあった話題のいくつかを今月から紹介してみます。

1.最近はよく遺伝子治療という言葉を聞きますが、今回の学会で、痛みに対する遺伝子治療が話題の一つとして 取り上げられました。大阪大学のSaitohは副腎皮質ホルモンをコントロールするホルモンの一つであるACTHや、中枢 神経系の中で痛みをコントロールする為に働くβエンドルフィンを作るように作用するPOMC遺伝子を運ぶ細胞を脊髄 に移植することにより痛みを抑えることが可能であると報告し、この働きをさらに働き易くした遺伝子を持った細胞 を移植することによりβエンドルフィンのレベルを高く出来るし、実際に人間の痛みの治療に使用可能と報告していた。 NIHのMannは痛みをコントロール可能にする遺伝子を目的のところに到達させるためにAdenovirusを使用し、癌性疼痛 などの治療に有力な治療として検討しておると発表した。Stanford大学のYeomansは遺伝子組換えしたHerpes Virusを 脊髄における痛みを最初に伝える脊髄にあるゲノムに作用させる方法について報告しておる。Herpes Virusを末梢組織 に投与すると侵害受容器に取り込まれ、さらに神経の中を運ばれて中枢神経に運ばれ、内因性モルフィン様物質(体の中に あり痛み軽く済ませるように働く物質)を介し、痛みに対し抑制的な働きをしてくる。この働きは相当長期に(数ヶ月)に 渡って働くといい、この方法はまもなく、臨床で人間にも応用可能になると報告していました。

2.日本では針治療の効果は一般に認められるところですが、スェーデンのLudebergは針刺激は内因性モルフィン 様物質が関与し効果があると発表し、イギリスのWolshも効果を認めているが、スェ−デンのLeijonは偽薬効果で あるといい、まだ針の効果については世界で一般的に認められていないところもあります。



一口メモ

夏が終りました・・・が、まだまだ暑い日が続いています。秋よ来ぃ。
今年の夏は、いつもより真夏日が10日くらい多かったらしいですね。
そして紫外線も多かったでしょ。本当に多かったか分かりませんが(^^;
そこで気になるのは、シミ!ですよね。乾燥もしてカサカサだし トホホ
そんな時、ビタミンCとコラーゲンを摂らなきゃ!ですね。ビタミンBも。
ビタミンCは果物で摂れそうですけど、コラーゲンは何で摂りますか??
コラーゲンが70%の食べ物があるらしいですよ。それは、フカヒレ!!
中華でも食べに行こうかしらぁ。この秋はフカヒレとレモンですかね(^∇^)