今月の話題〜12月〜





今月の話題は、11月12日に木更津で行われた関東甲信越支部学会(日本鍼灸学会)より選んでみました。



1、癌治療への対応と学会への提言;(春香堂鍼灸院、斎藤春香)癌を慢性疾患として捉えることで鍼灸治療は可能である。 患者さんの残された生命力に、不安を和らげ、気分も良くなる鍼灸治療は、死の直前まで行うことができ有用である。

   一言:鍼灸治療は、癌末期の患者さんにでも施術が可能で、苦痛を和らげ、生きていくことに希望とやすらぎを与える良い 方法と思われます。



2、内科領域における難治性疾患の鍼灸治療;(埼玉医科大学 東洋医学科、小俣浩)リュマチは難治な疾患の一つであり、 コントロールの困難な場合にステロイド剤が使用されており、針治療を行う場合に“免疫学”を考える必要がある。 リュウマチの疼痛に針治療は有効であり、又、レーノー症状にも有効である、レーノーには、手の三里、合谷、曲池と指間の置針、 通電を用いている。シェーグレンの口乾燥には、下関、翳風を使用した。

  一言:レーノー症状や口の乾燥には、悩まされることが多いので。この方法を、試みてみたいと思います。



3、骨盤位に対する鍼灸治療の試み;(佐久総合病院、佐久東洋医学研究所、畠山直子、他)骨盤位の患者の31週から、 治療開始した例の報告。至陰、湧泉の温灸10〜15分、三陰交、陰陵泉、足三里の置針、温灸を行った。骨盤位の矯正はならなかったが、 分娩は、円滑に済んだ。

  一言:骨盤位の針治療については、良いという報告が多いが、やってみるとなかなか難しいものです。



4、腰下肢痛に対する新しい施術方法の提案―馬尾神経障害への対処―筑波大学理療科、濱田淳、他)針を腰椎椎弓間に刺入して 通電を行い、下肢の筋の収縮と刺激感を感じる刺激を行った。良い効果が得られた。

  一言:腰部で刺激して、下肢の筋収縮が見られており、神経の近くで刺激しておるものと思われ、神経損傷が少し心配です。 整形外科領域では、神経根ブロックが行われており、その有効性は認められておりますので、この方法も追試してみたいと思います。




筆者一言
今回も、この学会の一般演題より選んでみました。一般演題の中には、日常診療で利用し易い発表があり、 宝の山です。毎日の臨床の中での経験からですので、直ぐにでも使ってみたいものです。
 木更津は、東京湾の入り口、横浜との間の海ボタルのあるところですが、朝7時に、東京湾を越して、 雪をたたえた富士山がくっきりと姿を見せてくれました。本当に美しいという言葉そのものでした。




一口メモ

よくCMやってて知ってましたが、意味が分からなかったんです。「ジェネリック医薬品」
後発医薬品だそうです。最初に発売された薬は特許で、開発したメーカーが独占的に製造販売することができる=「先発医薬品」
特許期間は20〜25年位らしくて、その期限が切れると他のメーカーも同じ成分、同じ効果のお薬を製造できる=「後発医薬品」

安いけど、主成分一緒だけど、添加物で副作用があるんじゃないかって噂もあるそうですけど。本当に情報不足・・・。
<採用しない理由は、“製品の品質、安全面の不安”“先発品と同等の効果があるか不安”医師には、後発品の安全性、品質管理、医薬品情報に不安が払式されていない>と 6月の話題でここにも載ってましたけど、安くて質もいいなら良いですよね?どうなんでしょうか。。。

ちなみにアメリカでのシェア56%、日本は16%だそうです。差が凄いですね(^−^;



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