今月の話題〜5月〜



今月の話題は、最近、注目されている中医学と日本漢方の相違について、触れてみます。



 地球上の生物としては、まず、植物が先に発生し、それを食物とすることで動物は存在してきた。 従って、動物はその誕生から一貫して植物界に依存しており、その生命の維持と制御機能を植物界の物質にも とめてもなんら驚くことではない。先史時代から長い経験の末に、とくに動物神経組織の調節系に深く関与す る生理活性物質を大量に含む植物を薬として利用してきたのは、祖先の知恵である。このようにして、薬物として 可能な植物、動物、鉱物と人間の病気、病態に関し少しずつ体験、経験を積み重ね行ったものと考えられる。その 過程で、西洋では、近世にいたるまで医学は、宗教の束縛から解かれなかったが、中国では2千年前に宗教と医学 が一線を画して発展して来た(丁宗鉄、北里研究所)。

 周秦の頃、陰陽五行説の盛んな頃に、それまで長年に渡って積み重ねてきた病気、病態、その治療ついての体験 、経験を、この陰陽五行説で医学として、体系づけて行った。その結果として、黄帝内経、神農本草経、傷寒雑病 論の三大古典が完成し、その後の中国、韓国、日本の医学の基礎となってきた。
中国では、陰陽五行説を中心とした 黄帝内経を基礎とした考えで医学が発展し、“病理弁証”という診断法と中国古来の生薬の経験的効能を組み合わせ て治療を行う法として普及して来ているが、日本では、江戸時代に陰陽五行説を中心とした考えを観念的、思弁的、形 式的で、実際の治療に役に立たないとして、傷寒雑病論の実証精神への回帰を重視し、日本的に改変した“証”という 症候パターンを、日本独自の腹診などの診断法で診断し、中国から輸入した生薬理論を基に決められた処方を適応させ る“方証弁証”の方法で、方証一致の随証治療を行うようになった。これが日本漢方(古方)である。

 中医学の病理弁証の方法だと、用薬は方程式のように難しくなり、薬物にも限界があるため、病に対する真の方を見 つけるのが困難になり、日本漢方の方証弁証では、病気と病因の理論がなく、はっきりした病邪(病邪の原因)という考 え方がないため、病気を全身的、体質的にとらえがちとなる。方証弁証だと弁証が合わないと打つ手がなくなる(世良田 和幸、昭和大学横浜市北病院)。

 鍼灸においても、日本では日本漢方と同じような考え方の影響がみられる。



筆者一言 日本と中国、韓国ではその伝統医学が異なって、それぞれの国の文化、環境、民族の生き様などの影響で、それぞれの 医学として発展してきている。伝統医学(漢方、鍼灸、按摩、気功など)は二千年以上の経験、観察、治療の積み重ね で形成され、切磋琢磨されてきたものであり、現代の医学により否定されるものではなく、相互に相補って、より良い 医学として、患者さんの役に立てればと思い私も漢方、針治療を行っています。




一口メモ

5月5日は亀田の日。まさしく有言実行!おめでとうございます。ボクシングの亀田三兄弟ご存知ですか? 長男の興毅君KO勝ちで世界へ!次男の大毅君もKOでプロデビューから三連勝!本当に凄い^−^
TVで悪ぶって怖い感じで、最近の若者のような感じではありますが・・勝つと言えば勝つ、父を尊敬し逆切れなんてことも 無く父の指導に従い親子で前進していく努力家亀田家。オリンピック以上に目が釘ずけです。長男・次男ともに世界へ、そ して三男はオリンピックへ是非突進していただきたいです。

しかし次男大毅君、本当に歌いましたね(有言実行?)さんまさんから貰った金のマイクに木村拓哉さんから貰った金の マイクスタンド☆きっとその歌がお兄さんの応援歌にもなったのかも(^▽^)三男和毅君もパフォーマンスするように なるんでしょうか。楽しみですね(笑)




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