今月の話題〜3月〜



今月は2月28日に東京で行われた日本初といってもよい大規模無作為化比較試験、MEGA  Studyの結果説明会の概略を取り上げてみました。



MEGA Studyは、三共製薬が世界に誇れる日本開発の薬であるメバロチンを用いた高脂血症患者での冠動 脈疾患一次予防を検討した試験です。1994年開始で、2004年3月に終了し、昨年その結果の主要 部分が、アメリカの心臓病学会(AMA)で発表されました。2月28日に東京で、この試験結果について の発表がありました。

この試験の特徴

1、 食事療法群(3966名)と食事療法+メバロチン併用群(10mg〜20mg)(3866名)の無作為試験である。 

2、 日常診療の患者さんが中心であり、参加した医師の約40%は開業医であった。

3、 外国の試験と異なり、女性が68%であった。

4、 メバロチンの投与量が、日常投与量である10mg〜20mgであった。

5、 この試験参加者は、ほぼ全国的にその人口の割合に比例して分布していた。

6、 総コレステロール値、220〜270mg/dlと比較的低い値で、日常多く遭遇する値である。



結果(主な結果について今回発表された)

1、 総コレステロールは、平均11,5%、LDLコレステロールは、平均18%減少し、HDLコレステロールは、 平均5,8%増加した。中性脂肪は、8,1%の減少であった。

2、 メバロチンの投与により33%の心血管イベントの抑制が認められた。

3、 低容量のメバロチンで欧米の多くの試験とほぼ同じ効果が認められた。

4、 メバロチンの投与により、脳血管障害の発生も抑制された。

5、 女性でも、高脂血症の改善により、心血管障害、脳血管障害とも抑制された。

6、 コレステロールについては、総コレステロールの値が、220〜260という値でもメバロチンの投与による効果が認められる 。一次予防において、日本人のようなHDLコレステロールが高い低リスクの高脂血症患者では、強力な脂質低下療法でなくても十分 な冠動脈疾患の抑制効果が期待できる。 

      詳細については三共製薬に問い合わせて下さい。



筆者一言 筆者もこのMEGA Studyに参加しましたが、このような試験に参加できて幸いと思っています。 日本における臨床試験の困難さを知っていますので、この試験にも危惧していましたが、無事、この試験が終 了したことの大きな意味をみることがきると思います。アメリカの試験で、コレステロールはもっと下げた方 が心血管イベントを減少させるためによいという結果も出ているようです。極端には、総コレステロールを1 00前後まで下げた方が、心血管イベントを減少させるということですが、この辺になると、これからの検討問題なのでしょうか。




一口メモ

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今は、コンビニで株を買えちゃうそうです。小学生も株買ったりするというから驚きですね。

先月からモバイルスイカ始まりましたね^−^ 携帯電話で改札が通れちゃう。仙台で利用できるらしいです。ピッとかっこよく 買い物したり、改札通ったり、ポイント貯めたり。けっこう30〜40代に人気だそうです!




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