今月の話題〜8月〜



今月(8月)は、5月に京都で行われた日本プライマリーケア学会と6月に福岡で行われた日本鍼灸学会より選んでみました

第28回日本プライマリーケア学会より

* プライマリーケアにおける補完、代替医療;(京都府立医科大学、今西二郎)大きく分けると1)漢方医学、 2)民族療法、3)食事、ハーブ療法、4)心を落ち着かせ体力を回復させる療法、5)身体を動かして痛みを取り除 く療法、6)動物や植物を育てることで精神的安楽を得る方法、7)感覚を通して、より健康になる療法、8)外から の力で健康を回復させる治療法、9)宗教的治療法、などである。補完、代替医療をプライマリーケアの場で行うには 、混合診療の問題、補完、代替医療の情報の収集、施術者や施術場所の確保など幾つかの問題を解決し、現代西洋医学と 補完、代替医療をうまく組み合わせることにより、全人的で、オーダーメイドの理想的な医療が可能となる。



第54回日本鍼灸学会より(先月もこの学会から一部選びました)

* シンポジウム“わたしの活躍の場は?”より

1) 鍼灸師急増の時代を迎えてー;(筑波技術短期大学、形井秀一)現在鍼灸師は毎  年7000人〜8000人増加しており、その就職先はというと、病、医院:20用%、 鍼灸院:30〜40%、開業:10%、スポーツ、老人ホーム、ヘルパー: 10%、無職:10%が現状である。

2) 大学における教育、研究の実践;(関西鍼灸大学、木村研一)1999年には 1700人だった鍼灸師の増加が、2005年には6000人を越している。増加に伴い国家試験の合格率の低下もみられ、 学生に高いレベルの技術、知識、資質が求められており、教育においても、臨床、研究、教育レベル向上が求められている。

3) スポーツ鍼灸の方向性;(小山東洋医学研究所、小山進)アスレチックトレーナ −理論を身に着けたスポーツ鍼灸、健康サービス産業の創造に対応できるスポーツ鍼灸、中高年齢者の体力と介護に対応で きるスポーツ鍼灸等を考え、実行している。

4) 往診からの出発;(りんご堂治療院、伊藤公代)往診から鍼灸院を開始し、人と   の出会いを大切にして、現在、針を通して人と地域の幸せに役立つよう勤めている。



筆者一言 健康食品、健康器具、など多くの補完、代替医療と考えられる方法は、日本においても、日常生活の中で、重要な位置、 欠くことのできない位置を占めて来ており、幅広く利用されているために、健康食品や健康器具による被害を度々見聞き するようになって来ています。アメリアカにおいては国家をあげて補完、代替医療に対応して行こうとしています。 日本においても、もっと積極的な国家的対応、対策が国民の健康のために必要と思われます。   




一口メモ

夏ですね。今年は猛暑。脱水症状や熱中症にお気をつけ下さい!
涼しい夜に楽しむのが良いかと思います^−^6日は花火大会ラッシュなんです。
・いわき小名浜ミュウ花火 <打ち上げ数1万発>
・ふくやま夢花火 <打ち上げ数4000発>
・湖と妖精のフェスティバル <打ち上げ数500発>
・遊海しんち05花火大会 <打ち上げ数2000発>
8月14日には、郡山市安積町のあさか野夏まつり。なんと打ち上げ数、8000発!さらに8月20日 須賀川市の第27回須賀川市 釈迦堂川全国花火大会打ち上げ数、約1万発!!!浴衣を着て出かけてみてはいかがですか?

真夏の雪まつりなんてものもあるようです。8月6・7日、尾瀬檜枝岐温泉スキー場にて行われるようで、雪を7000立方メートル? 保存してあって、そり遊びが出来るらしいです。イワナのつかみ取り、山椒魚レースとかもあるんだそうですよ^▽^
せっかく夏らしい夏なので、みなさん楽しい思い出作ってください♪




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