今月の話題〜1月〜



新年おめでとうございます。今年も、佐々木医院のホームページをよろしくお願い申し上げます。ご意見も寄せて下さい。



今月は、日本東洋医学会、日本針灸学会、日本慢性疼痛学会、日ペインクリニック学会の昨年最終学会誌より、興味ある 話題を二つ選んでみました。

1.慢性疼痛に対してオピオイドを日本では勧めない理由(ペインクリニック、Vol、25(12) 帝京大学、北原 他)慢性疼痛に 対するオピオイドの使用については、国際的にも定説はなく、常に議論の分かれるところである。癌性疼痛と違って、慢性 疼痛の治療の目的は必ずしも、除痛とは限らず、日常生活動作(ADL)や生活の質(QOL)の向上である。従って、慢性疼痛 に対して、WHO式のオピオイドの高容量投与には疑問がある。
 有効性と有用性には、自然科学的検討と社会科学的検討が必要であろう。広い範囲の英知を集め、日本の特殊性に合わせたガ イドラインを早急に作成する必要がある。オピオイドの使用量が増えても、医薬用麻薬の不法流用にはもとんど変化が無かっ たという報告もあるが、オピオイドの重複使用のチェックできるシステムを要する。
 オピオイドというだけで拒否反応を起こすOpioid-phobiaを避けるためにも、正確な知識と情報が必要としているの現状である。

 *筆者一言、慢性疼痛でも、患者さんの状態を第一に考えて、オピオイドを慢性疼痛に使用することは必要と思われますが、どうでしょうか?



2、糖尿病の治療戦略と漢方(日本東洋医学会誌、55(6)、737、愛知学園大学、佐藤)わが国で多いU型糖尿病は遺伝的要因 大きいインスリン分泌の低下に、生活習慣要因が関係するインスリン抵抗性の亢進が関係して、食事と運動不足が、最近の糖尿病の患 者数増加を来たしている。疎経活血湯、桂枝加朮附湯、牛車腎気丸、八味地黄丸の四種の方剤で糖尿病に対する効果を検討した。この中 で、牛車腎気丸などはNOを介して、インスリン抵抗性の改善、末梢血流量の増加を示した。臨床でも、HOMA-Rで検討し、やはり、牛車腎 気丸で改善を認めている。
 牛車腎気丸や桂枝加朮附湯などの投与で、境界型の方、軽症糖尿病の方では、糖尿病の発症予防も可能ではないか。

 *筆者一言、これからのデータの蓄積が、必要と思われます。糖尿病に漢方方剤の投与経験がありますが、今までは、あまりよい効果は 得ていませんが、この報告を糧にして、今後追試してみたいと思います。







一口メモ

あけまして おめでとうございます。
そして紀宮様ご婚約おめでとうございます!地震や津波、偽札などの暗い話の飛交う中、うれしいニュースでしたね^−^
最近、初詣で偽札とか中学生がコピーしたお札を使ったとか今までのお札の悪用が多いですね。困ったものです・・貴重なお札になるのに。 新しいお札が出て、今までのお札がドンドン減って行くと思うので今のうちに各種1枚ずつ保管しようか迷っております。

それでは、今年もよろしくお願い致します。




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