今月の話題〜6月〜

<痛みの話し>

 痛みの話については、色々なところで見聞きすることです。痛みとは何でしょうか? この問題を定義することはなかなか難しいことです。しかし、一般に、痛みとはその人が痛いと訴え、 痛みとして表現したものが痛みであると言われています。勿論、客観的に痛みを評価したり、測定する こともできますがなかなか難しく、一般的には言葉で表現された痛みの程度で測定する方法(VASなど) が使用されています。痛みは苦痛の代表のように言われていますが、痛みは我々人間が生命を維持し、 健康を保つ上で欠くことのできない大切な働きでもあるのです。痛みは、危険を知らせる警報装置とし て働いております。痛みを感じないとすると、例えば、骨折していても痛みを感じないために動いてし まい、骨折しているところが外れてしまったり、出血が止まらなかったりして命に関わってくることに なります。胃潰瘍でも、痛みを感じないと胃に穴が開いて、胃の内容物が腹腔の中に漏れ出し、腹膜炎 を起こし、大変なことになります。痛みは、人間にとって大切な警報装置なのです。この痛みは、急性、 亜急性、慢性に分けることができますが、急性の痛みは警報として働くことが多く、慢性の痛みは警報 としての働きよりも苦痛として、人間に対して苦しみを与えるものとなります。痛みで治療を受ける時 は、多くの場合に慢性疼痛であり、従って慢性疼痛が、主に痛みの治療の対象となります。勿論、急性 の痛みも治療を要することがあります。慢性疼痛には、血管の攣縮、筋肉の収縮、痙攣、不安、恐怖、 不眠などの様々な症状を伴います。慢性疼痛は警報としても役割よりも苦痛としての意味が大きくなり ます。ペインクリニックでは、急性の痛みは勿論ですが、苦痛を意味する慢性疼痛その対象とすること が、主となります。佐々木医院では、ペインクリニックの専門医である院長が、痛みに様々な面より、 例えば、神経ブロック、針灸、漢方などを幅広く利用して痛みの問題に対処しております。



<今年の全日本針灸学会の話題と印象>

 今年の全日本針灸学会は、茨城県の筑波市で6月7日、8日、9日の三日間にわたって行われました。 特別講演、会長講演、教育講演、セミナー、ポスター演題が85題、一般講演が65題で、内容は多彩でした。 針灸が様々な病気、病態に効果があることは、一般に認められていますが、針灸の基本となる経穴、経絡 (いわゆるツボ)については、その存在に疑問を持つ人から、存在を認める人まで様々です。この辺のこ とが、学会で発表された研究にも現れていましたし、今回の会長講演も集約されているように思われました。 会長は、筑波短大学長である西条一止先生ですが、自分の歩んだ道から話された。自分が針灸師として、 針灸学校で教鞭をとり生徒たちに教えたが、自信を持って生徒たちに針灸を教えることができなかった。 自信を持って教えられるようになる為に、芹沢勝助先生の話もあり、筑波大学に戻り、様々な面から針灸に ついて検討、研究をして、日本針灸学の中心になれたとのことであった。今回の学会は、会長の講演の通り 針灸の臨床、基礎、歴史まで、幅広く講演が行われた。臨床での針灸の効果の発表も多かったが、ワークシ ョップとして学会の経穴委員会の経穴、経絡の基礎的研究があり、基本的なこの問題について議論がなされ ていた。しかし、全面解決にはまだまだと思われた。


一口メモ

 ワールドカップ・・・日本はトルコに惜しくも負けてしまいました(泣)
でも、4年前のことを考えれば凄い成長ぶり( ̄∇ ̄v
4年後も、中田選手も稲本選手も小野選手もみ〜んな出れるからベスト8入りは
夢じゃないでしょう!さて、次の監督は誰になるのでしょうねェ。

こんなに日本が盛り上がるとは思わなかったなぁ。サッカー選手に拍手♪