今月の話題〜5月〜



5月9日に東京で行われた関東甲信越針灸学会にての“丁 宗鐡”先生の講演から選んでみました。 丁先生は、北里大学の東洋医学診療などで活躍され、現在は順天堂大学の客員助教授をされている漢方の権威です。 幾つかの点に触れていますが、要点に就いて纏めてみました。


1. 東洋医学は本来、漢方薬を主な治療手段とする漢方療法と針灸療法は車の両 輪であるが、日本では制度上もこの二つが別れており、この点をどうするかが 問題である。

2. 北里大学の東洋医学診療、丁先生の治療の基本は、養生である。養生が、東洋医学治療の70%を占めるといっても過言でない。

3. 昭和20年代に板倉先生が作った同愛記念病院では、漢方と針灸を同列に評価して、診療体制を作り、これが、日本東洋医学会の結成に大きい役割を果たした。

4. 鍼の効果は中枢神経系を介するもので、中枢に最も効果的に刺激を伝えるのが、所謂、経穴である。

5. 植物状態に陥った患者さんで、鍼治療の経験を述べ、効果を認めたとのこと。高齢者の方が、より効果があったという。

6. 鍼刺激は、電気を使用するよりも浅い刺針の方の効果が高かった。ベテランの針灸師ほど、浅い刺針で、少ない刺激で効果をあげている。

7. パーキンソン病の針治療では、レボドパ等の抗パーキンソン剤の使用量を減量できる。

8. 鍼と漢方の効果の機序は、類似している。鍼の小さい刺激の積み重ねが、効果を生むし、漢方も構成生薬の組み合わせで、効果を示すものである。

9. 中国や、日本の江戸時代までの漢方などの古書は、良くその内容を検討する必要がある。真実の要点は、口頭で自分の弟子に伝え、書物には書かないところがある。







一口メモ

コンビニなどで、緑茶に「カテキン」と大きく書いてあるものを目にします。
コレステロールを抑えたり、血栓ができて血液の流れが悪くなるのを防ぐらしいですよね。 あと、殺菌効果があるのでインフルエンザなどの菌からも守ってくれますし、なんと 虫歯予防にも、口臭予防にもいいそうです!カテキンには、いいことばかりですね(≧▽≦) ちょっと緑茶が好きになりそうです^−^




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