予防注射には、大きく三つに分けられると思います。 1、日本国内に住んでいて、特に乳児期・幼児期・小児期に流行し、感染すると重篤になる危険性 のある疾患に対して予防効果のあるワクチンを接種するものです。 2、日本国内に住んでいて、感染の危険のある疾患に対して有効なワクチンを接種するものですが 希望者が費用は自己負担で受けるものです。 3、海外などに行く時に、行き先の国で流行している疾患にしないように受けるワクチン接種、行 き先の国で感染する危険性のある疾患に対して受けるワクチン接種です。 1、勧奨接種 乳児期・幼児期・小児期に感染すると危険な疾患に対して、国が接種を勧めているワクチン接種。 BCG 三種混合ワクチン(DPT) 麻疹ワクチン 風疹ワクチン 日本脳炎ワクチン ポリオワクチン 2、希望者が、自己負担で接種を受ける。但し、インフルエンザワクチンのように高齢者には、公費負 担で行なわれるものもある。B型肝炎に対するワクチンは感染の危険のある職種で行なわれている。 インフルエンザワクチン 水痘ワクチン ムンプスワクチン(おたふく風邪) B型肝炎ワクチン 3、上記の3項に該当するものとしては、下記のようなものがある。 破傷風 A型肝炎 狂犬病 B型肝炎 黄熱 コレラ ペスト 上記のワクチンについての詳細は自治体の広報やかかりつけの主治医にお問い合わせ下さい。 3項については厚生省のホームページ内の関係項目、東京、大阪、仙台の検疫所の検疫課にお問 い合わせ下さい。1項の疾患についても、麻疹は世界中で見られる疾患ですし、日本脳炎も東南 アジアで流行が見られ、三種混合には破傷風ワクチンが入っており、ポリオも世界的に見てまだ 征服された疾患ではありません。子供たちが成人した時は世界に行き来する時代と思いますので 是非、勧奨接種のワクチンを受けておきたいと思います。
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