今月の話題〜8月〜

今回は7月24日から26日にかけて仙台で行われた日本ペイ
ンクリニック学会より興味のある話題を選んで見ました。


1.痛覚認知のメカニズム(柿木隆介、岡崎国立共同研究所);脳波と脳磁図を利用した研究で、 大脳の脳磁図は、体のどの部位を刺激しても左脳、右脳のそれぞれの半球で類似の反応をしめす。 この第一次感覚野(S1)と両側の第一次感覚野(S2)が初期反応で、刺激位置の同定や刺激 程度の判断等を行い、大脳辺縁系が高次の痛覚認知に関係すると考えられ、恐らく、脳幹部の帯 状回前部が痛覚認知の情動の側面に深いかかわりがあるとおもわれる。

2.痛みの受容とヒスタミン:抗ヒスタミン薬は鎮痛薬となりうるか?(谷内一彦、東北大学細 胞、病態薬理学分野);痒みや、蕁麻疹、アレルギー性鼻炎などで有名なヒスタミンはアレルギー に関する悪者と考えられてきたが、体の中では大切な機能を担っていることが分かってきた。視床 下部後部の結節乳頭部にその細胞体があり、神経伝達物質(神経のなかで刺激を次に伝える物質) として、睡眠、覚醒、自発運動、食欲の抑制、情動、体温調節、神経内分泌などに関係している。 その作用には興奮性と抑制性の作用があるという。ヒスタミンは痛み受容体の一つであるNMDA 受容体に関係しており、痛みに関係の深い視床下部、扁桃体、前頭葉に多く存在し、痛みの受容メ カニズムに関与していると考えられている。抗ヒスタミン薬の弱い鎮痛薬について検討しているという。


今回の学会で主に取り上げられていた話題をパネル、シンポジウムなどから項目をえらんでみました。 オピオイド受容体、痛みの受容、内臓知覚、感覚認知のメカニズムなどの基礎的な側面から、神経ブ ロック(仙骨ブロック、硬膜外ブロック、星状神経ブロック、腹腔神経叢ブロック、トリガーポイン ト注射など)、緩和ケア、リハビリテーシヨン、癌性疼痛とフェンタニルパッチ、精神科的対応、 術後疼痛、偏頭痛、など多彩でした。



一口メモ

みなさん知ってますか?水曜日21時からやっている「トリビアの泉」という番組。
以前は夜中に放送されていましたが、7月から21時になり見やすくなりました。
無駄な知識がいっぱい紹介される番組なんですが(^ー^;
例えば・・・・
【丸の内線の昔の車両が今はアルゼンチンで走っている!】とか【日本に階段
になっている国道がある】といった「へぇ」という楽しい無駄知識ばかりです(笑)
話題作りには、かなりいいですよ(≧∇≦)