今月の話題~12月~



 今月の話題は、今年の第58回全日本鍼灸学会と第62回日本東洋学会より、 演題についてどのような考え方で診断、治療しておるのかについて検討した結果に ついて纏めてみたいと思います。東洋医学においては陰陽虚実や臓腑経絡、そして 陰陽五行論などにより形成された医学体系を基に望聞問切により診断し治療がなさ れるとされていますが、実際はどうなのでしょうか? 私の私見に基づき分類してみたものです。       



1、 第62回日本東洋医学会について
 古典の条文による         77(33%)
 西洋医学の病吊          66(29%)
 日本漢方(古方)         30(13%)
 中医学              22(10%)
 臨床エビデンス           8( 3.5%)
 西洋医学薬理            6( 2.6%)
 生薬の組合せ            1( 0.5%)
   その他             3( 1.3%)



2,第58回全日本鍼灸学会について
対症的療法              46(41%)
エビデンスによる           20(18%)
古典による              16(14%)
日本針灸               14(13%)
病吊                 11(10%)
中国鍼灸                5( 4%)



 これらの区分、仕分けは私の独断で行なったものですので、異論は多数おありと思いますが、 漢方についても、鍼灸についても日本的といえば言えますが、診断の考え方が様々で一定してい ません。このような行き方を継続すれば、韓国や中国のように国家的に考え方、診断を統一して 、韓国医学、中医学として系統立てた医学として、教育、診療をし、世界に広めようとする行き 方に取り残されるのではないでしょうか。東洋医学は中国の2000年以上前の自然哲学的考 え方をもとにして、その頃の医学を組み立てたたものが基本になっていますので、様々な考え 方に発展し、存在するのが、基本的に当然のことですので現在の日本において行なわれている 東洋医学が、本当は正しい行き方なのかも知れません。
 しかし、臨床医学として日本の医療の中に深く根付いており、臨床効果も認められて、日常診療 で患者さんの役に立っています。日本漢方、日本針灸として世界に発しられる医学に発展させたい ものです。




一口メモ

天皇陛下の入院。陛下は熱やせきなどの症状は治まり、国事行為を再開されました。 気管支肺炎と改めて診断されたそうですが、大事無く良かったです。

そういえば、皆既月食が10日深夜に全国で見られるみたいですよ。
国立天文台によると、月食は午後9時45分〜翌11日午前1時18分。 月が完全に隠れるのは10日午後11時5分から約50分?
日本各地で皆既月食の全てを観測できるのは2000年7月以来だそうです(^ー^)

今年もあと少し。 早いですが皆様良いお年を。



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